不確定なデマンドに対応するロバストネットワーク設計

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概要

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将来の不確定な通信需要に対応するためには、予測からのずれや変動に柔軟に対応できるロバスト容量割り当てが必要となる。本稿では、そのようなロバスト容量割り当てのための確率的手法を提案する。この手法では、まず、将来起こり得るデマンドパターンを確率空間としてモデル化する。そして、ロバスト性をデマンドの収容率に関する期待値と定義し、コスト制限下でロバスト性を最大にする確率的計画問題としてロバスト容量割り当て問題を定式化する。この問題を解くことは、様々なデマンドパターンの要求を加味しながら最適化を行うことであり、これによってデマンド予測からのずれやデマンド変動に対してロバストとなる容量割り当てができることが期待できる。ケーススタディによる結果は、確率的手法が、一つのデマンドパターンに対して最適化を行う従来手法より、高いロバスト性を持つ容量割り当てを提供できることを示した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-09-25

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