CELP 符号化における励振符号帳の学習法
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概要
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CELPによる低ピット音声符号化の符号帳の設計および伝送路符号への対応表の設計において,構造化した励振符号帳を前提にした.逐次学習による最適化法を提案する.符号帳の構造化法としては,二つのベクトルの和で出力を表す共役構造,ピッチ同期処理,符号帳の巡回利用,時間領域の傾斜利得,伝送路符号への一括対応付けを取り上げる.本論文の学習で用いるひずみ尺度は一貫して符号化で用いるものと同じ閉ループの尺度である.すなわち聴感重み付けフィルタ出力後の合成音声と入力音声のひずみを最小化する.符号帳の学習により符号化音声のSNRは1dB程度向上し,品質も改善されることを確かめた.また伝送路符号への対応表の学習,符号誤りを考慮したひずみ尺度を使った学習で,符号誤り耐性を改善できることを確かめた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-03-25
著者
-
間野 一則
Nttサイバースペース研究所
-
間野 一則
Nttサイバースペース研
-
守谷 健弘
Nttヒューマンインタフェース研究所
-
間野 一則
NTTヒューマンインタフェース研究所
-
三樹 聡
NTTヒューマンインタフェース研究所
-
大室 仲
NTTヒューマンインタフェース研究所
-
三樹 聡
Nttサイバースペース研究所
-
大室 仲
Nttサイバースペース研究所:(現)nttコミュニケーションズ
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