PSI-CELP音声符号化の可変ビットレート化に関する検討
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概要
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PDCハーフレート音声CODECの標準方式として採用されたPSI-CELP音声符号化方式(3.45kbit, s)を,モード切り換えによって可変ビットレート化する手法について検討を行なった.本手法において,入力音声はオープンループにより無音/背景雑音,子音,母音過渡部,母音定常部に対応する4モードに分類された後,それぞれのモードに対応するエンコーダで符号化される.一般人による主観評価実験の結果,テスト用音声データ全体の平均ビットレート2.142kbit/s,無音部に相当するモードを除いた平均ビットレート3.087kbit/sで,PDCハーフレート標準のPSI-CELPに比べて等価Q値が約1dBの低下,全体の平均ビットレート2.218kbit/s,無音部に相当するモードを除いた平均ビットレート3.221kbit/sでは,PDC標準とほぼ同等の品質が得られた.
- 1994-02-17
著者
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