スケーラブルTwinVQ楽音符号化
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概要
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ISO/IEC MPEG-4Audioサブグループでは, ワイヤレス通信・マルチメディア通信などに対応する音声と楽音の符号化に関して標準化活動を行なっている.楽音符号化に関しては, ビットレートの高い変換符号化の他に, 低いビットレートから高いビットレートまで広範囲を網羅するスケーラブル符号化方式の標準を作成している.本提案方式は, AAC符号化方式と組み合わせる形でMPEG-4標準として採用される予定である.本文では, TwinVQ符号化方式を基本方式とする変換符号化によって符号化基本モジュールを構成し, 本モジュールを複数個組み合わせることによりMDCT係数列を階層量子化する方法でスケーラブル符号化を実現する.符号化基本モジュールは, 任意のビットレートで動作するMDCT係数列の汎用量子化器である.本方式はシンプルなアルゴリズムで高い符号化品質を特徴とする.本方式の性能を主観評価試験により実験した結果, 8, 16, 24kbit/sの各ビットレートにおいて, MPEG-2 layer3と同等以上の品質であることが確かめられた.
- 1998-11-20
著者
-
守谷 健弘
日本電信電話株式会社nttサイバースペース研究所
-
守谷 健弘
Nttヒューマンインタフェース研究所
-
岩上 直樹
NTTヒューマンインタフェース研究所
-
津島 峰生
松下電器産業マルチメディア開発センター
-
則松 武志
松下電器産業マルチメディア開発センター
-
石川 智一
松下電器産業(株) マルチメディア開発センター
-
神 明夫
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
-
岩上 直樹
NTT研究所
-
神 明夫
NTTヒューマンインタフェース研究所
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