5kHz帯域低ビットレート音声符号化 : 帯域感, ノイズ感と主観品質の関係(音声情報処理 : 現状と将来技術論文特集)
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概要
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近年, PC, インターネット技術, モバイル通信の発達に伴い, 低ビットレートの音声符号化方式が必要とされる一方で, より情報量の多い自然な音声に対する要求も次第に高まっている.周波数帯域の広い音声信号を入力として用いれば自然性は増すが, 符号化にはより多くの情報量が必要となる.本論文では, 複数の周波数帯域を混在させた評価実験によって帯域感とノイズ感, 主観品質の関係を明らかにすると同時に, そこで得られた知見から低ビットレートと自然性を両立する選択技の一つとして, 5kHz帯域の音声符号化方式を提案する.提案方式は, 7.8kbit/s, 5.75kbit/s, 3.95kbit/sの三つのビットレートモードで動作する.主観品質評価試験の結果, 提案する符号化方式は5.75kbit/sでG.729(3.4kHz帯域, 8kbit/s)及びG722(7kHz帯域, 48kbit/sとほぼ同等, 7.8kbit/sでそれらよりも高品質であるという評価を得た.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-11-25
著者
-
間野 一則
Nttサイバースペース研究所
-
間野 一則
Nttサイバースペース研
-
大室 仲
NTTサイバースペース研究所
-
原田 登
Nttサイバースペース研究所
-
大室 仲
Nttサイバースペース研究所:(現)nttコミュニケーションズ
-
Mano Kazunori
Ntt Cyber Space Laboratories Ntt Corporation
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