入力符号化用F-H埋込みアルゴリズム

概要

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本論文では,PLAベースの論理回路設計における最適符号割当ての一手法として,論理関数の入力制約を満足するための新しい符号割当てアルゴリズムを提案する.本手法は同一の出力によって関係づけられる入力信号の組合せ条件(入力制約)を制御関係行列によって定式化し,制約関係行列の行ごとに入力制約を満足するようなカバーを発見的に求める.また,積項数を最小化するため,割り当てられるカバーは1キューブで構成されるものとし,この条件を満たすカバーが存在しない場合は符号長を拡張し,再度カバーの検索を試みる.このため,目的とする符号割当て問題は頂点が入力信号に面が入力制約にそれぞれ対応する面-超立方体(F-H)埋込み問題と関連づけることができる.なお,解空間の中からカバーを効率的に検索するため,カバーの大きさの条件と隣接関係からあらかじめ核となるカバー(コアカバー)を生成し,このコアカバーの拡張によって割当て可能なカバーを求めている.また,計算機シミュレーションによって本手法が従来の手法と同等以上の品質の符号が得られることを確認した.なお,本手法はVLSIの制御部におけるマイクロ命令への最適符号割当て等へも拡張適用可能である.
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-05-25

入力符号化用F-H埋込みアルゴリズム

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