色素分散高分子薄膜導波路中のサブピコ秒パルス伝搬
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概要
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2次元方向に光波を閉じ込めるスラブ型非線形導波路中におけるサブピコ秒パルスの伝搬特性を、専波光と入射パルスとのSHG相互相関を測定することにより解析した。非線形専波路として有機色素Disperse Red 1(DR1)をボリメチルメタクリレート(PMMA)中に分散させた高分子導波路を用いた。そして、100fsのパルス幅をもつモード同期チタンサファイアレーザを導波光とした。中心波長は875nmであった。この結果入射光パワー0.66mWで、3mmから15mmの伝搬長でパルス幅が不変な基本ソリトン状伝搬を確認した。また入射光パワーを4.0mWまであげた場合、導波光パルス幅の減少と共にパルスの時間軸上での分裂を確認した。この際、分裂幅は導波距雛8mmで2ps程度であった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-05-16
著者
-
山川 史郎
慶應義塾大学理工学部電気工学科:(現)宇宙開発事業団
-
佐々木 敬介
慶應義塾大学理工学部
-
佐々木 敬介
慶大理工
-
木下 岳司
慶應義塾大学理工学部電気工学科
-
山下 廣記
慶應義塾大学理工学部電気工学科
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