有機非線形光学結晶をトップ層に用いた光導波型SHG素子
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概要
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有機非線形光学結晶を用いた二種類の光導波形第二高調波発生素子を作製し、波長1064nmの基本波を用いて波長変換を行った。有機単結晶はその無機材料に比べて劣る加工性のため導波路素子化が困難であっだが、導波路層に無機材料であるZnSを利用することにより比較的容易に素子化が可能となった。用いた有機非線形結晶は2-Furyl-Methacrylic-Anhydride (FMA)と2-methyl-4-nitroaniline (MNA)である。変換効率はFMAを用いた素子についてモード分散特性による位相整合で基本波パワー16.5kWに対して5.56e-4%、MNAを用いたチェレンコフ位相整合素子に対してはl.75kW入力基本波パワー時に4.4e-3%であった。また無機材料の加工性を利用してZnSチャネル導波路をし、これを用いたMNA素子においても波長変換を確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-10-26
著者
-
佐々木 敬介
慶大理工
-
佐々木 敬介
慶応義塾大学理工学部
-
木下 岳司
慶應義塾大学理工学部電気工学科
-
山川 史郎
慶応義塾大学大学院理工学部電気工学科
-
岡寺 永貴
慶応義塾大学大学院理工学部電気工学科
-
木下 岳司
慶応義塾大学大学院理工学部電気工学科
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