テーパ構造を含む結合導波路の広帯域設計

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概要

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導波路形の広帯域光結合器としてテーパ構造を含む結合導波路を利用する例が報告されている。テーパ構造を利用する場合、広帯域設計のための方針や設計パラメータの系統的な探索方法が明確になっていないため、広帯域特性を示す設計パラメータを見つけるまでにかなりの手間を要する。本研究では、片方の導波路の幅だけが変化するというモデルについて、広帯域特性を示す設計パラメータを絞り込む方法を示す。まず、結合導波路における光の電磁界分布が二つのアレーモードで展開できると仮定し、結合率を3変数関数で近似する。この3変数の波長特性をもとに、広帯域3dBカプラの設計を行う。2次元導波路の設計で、波長1.2〜1.65μmを十分カバーし、結合率が50±2%に収まる例を示した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-10-03

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