フロー型匂い測定系における応答波形解析

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概要

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人間の官能検査を代行する匂いセンシングシステムには、乾燥空気の流れを利用して水晶振動子ガスセンサの共振周波数変化の過渡応答を測定するフロー測定系がある。従来、センサ出力として周波数変化の最大値のみを利用して匂いを識別してきたが、過渡応答波形自体にも、有用な情報が含まれている可能性がある。本研究では、フロー測定系をモデル化し、センサ出力を表すモデル式を導出した。そして、式内の各パラメータを求めて、主成分分析により、パターン分離を調べた。その結果、従来法に比べて分離が向上した。さらに、データに人為的に雑音を加えた場合についても解析を行い、モデルのロバスト性を確かめた。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-05-20

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