音の認知に及ぼす手がかり妥当性の効果 : 再認課題とプライミング課題の比較検討
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概要
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先行者(Cue)がTarget音判断に与える影響について,Mondor Zattore &Terrio(1998)は刺激間の類似性に着目した注意のテンプレートモデルによって説明したが,Spence&Driver(1994)はふたつの注意メカニズムの存在を主張し,外因性の注意メカニズムでは促進効果が生じない可能性を示した.本研究では,Cueの周波数がTarget音判断に与える影響を調べた.3つの実験の結果,妥当性が高い内因条件には促進効果が生じるが,妥当性が低い外因条件では生じなかった.これはMondorらの主張するモデルでは説明できず,被験者の注意を考慮したモデルの構築が必要であることが示された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-03-22
著者
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