音高・音色の交差次元間干渉効果に及ぼす時間要因の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
音高と音色の間には、いずれか一方の次元の変化によってもう一方の判断が妨害を受けるという、音高・音色の交差次元間干渉効果が観察される。本研究では、実験1で標準音の持続時間、実験2で比較音の持続時間、実験3でインターバル(ISI/SOA)、実験4でインターバル中に挿入された聴覚刺激について、提示される刺激対の時間的要因による干渉への影響を検討した。その結果、音高・音色の交差次元間干渉効果は双方向・対称的に生じる現象であり、さらに、2音の音高・音色異同判断において標準音の持続時間が重要な要因であることが示された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-03-22
著者
関連論文
- 単一物体運動における生物性・非生物性知覚に寄与する運動情報の研究(映像メディアおよび一般インターネット,デジタル放送,マルチメディア,三次元画像,視覚と画質評価,ITS等)
- 単一物体運動における生物性・非生物性知覚に寄与する運動情報の研究
- 単一物体運動における生物性・非生物性知覚に寄与する運動情報の研究
- バイオロジカル・モーション知覚における運動間交渉(映像メディアおよび一般インターネット,デジタル放送,マルチメディア,三次元画像,視覚と画質評価,ITS等)
- バイオロジカル・モーション知覚における運動間交渉
- バイオロジカル・モーション知覚における運動間交渉
- 運動する正弦波縞及び等輝度色縞への順応と運動残効
- 経路上に出現する交差点の再認に及ぼす関連手掛りの効果(日本基礎心理学会第24回大会,大会発表要旨)
- 視聴覚複合刺激を用いたソースモニタリング課題における情報の優位性(発表要旨,日本基礎心理学会第21回大会)
- 感性についての認知心理学的考察
- 変換可能概念による幾何学的錯視の定義と分類
- 音の認知に及ぼす手がかり妥当性の効果 : 再認課題とプライミング課題の比較検討
- 音高・音色の交差次元間干渉効果に及ぼす時間要因の検討
- 視覚パターンの同定における形と大きさの干渉
- 音刺激の異同判断における交差次元間干渉効果 : 音色類似性の倍音構成依存性
- 音刺激の異同判断における交差次元間干渉効果
- 形の認知と記憶表象生成モデル (特集:形)
- 構造を有する刺激セットの学習に関する記憶表象生成モデル (記憶における反復の問題)
- 記憶の新測定法--学習比較法の妥当性について
- 接続助詞の接続機能について
- 接続助詞の接続機能について
- 通路の幅判断に及ぼす環境音の影響(発表要旨,日本動物心理学会第61回大会・日本基礎心理学会第20回大会合同大会)
- 野口薫編, 美と感性の心理学-ゲシュタルト知覚の新しい地平-, 日本大学文理学部叢書6, 日本大学文理学部, 2007年
- 書評 吉村浩一著『運動現象のタキソノミー:心理学は"動き"をどう捉えてきたか』
- 巻頭言 映画の逆回し
- 書評:Maureen Furniss著『Art in Motion: Animation Aesthetics』
- Point-Lights Walkerの知覚(研究発表G,VII.第19回大会発表要旨)
- Kanizsa四角形における主観的輪郭線の知覚(研究発表C,AVプレゼンテーション,VII.第18回大会発表要旨)
- 環境知覚における視聴覚の融合について
- 主観的輪郭の時空間的特性
- 運動視における連続と間欠(研究発表A,IV.第16回大会発表要旨)
- 10)Point-Light-Walkerの知覚と動作性認識(ヒューマンインフォメーション研究会)
- Point-Light-Walkerの知覚と動作性認識
- 色彩刺激を用いた精神障害者早期検出法の基礎検討
- 「未完の完」についての心理学的考察 (映像理解における心理学的アプロ-チ)
- "自然の不自然・不自然の自然"--中村論文の意味するもの (運動視-2-)
- 石口氏の論文を読んで (運動視-1-)
- 新たな段階を迎えた運動視研究 (運動視-1-)
- ストロボ視と運動持続性の効果 : 情報ディスプレイ視聴覚技術画像通信システム(視覚と画質特集)
- 運動と奥行に関する現象的考察(III.1987年度日本基礎心理学会フォーラム発表要旨)