音刺激の異同判断における交差次元間干渉効果 : 音色類似性の倍音構成依存性
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概要
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基本周波数にその倍音を合成して倍音構成の異なる複合音を作成し、それらに関して倍音構成の違いが音色の違いとして認知されるか否かを、音色の「類似性」という指標を用いて9件尺度の評定を行い、音楽経験量との関連性も含めて検討した。その結果、Musicianは音高が変化しても倍音構成に依存した評定を行うこと、MusicianもNon-Musicianも倍音構成のみ異なる刺激対に対しては倍音構成のシフト関係に依存した評定を行うが、特にMusicianは倍音成分1つずつに対しても何らかの感受性を持って評定していることが示唆された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-03-23
著者
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