日本手話の電子辞書のシステムの設計とデータベースの編集
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概要
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この辞書で暫定的に使っている手話の単語集合は,日本の手話の日常の使用で頻度の高い約950語の組である.次に,選んだ手話清単語のそれぞれに,表現が表記によって再現できるようにその構成要素にもとづいて作成した表記法によってラベルを付けた.この手話の単語集合の表記を用いて,手話単語に含まれる多次元的な性質を検索できるようなデータベースの枠組みを構成した.これらの単語を1人の先天性聾の手話使用者と1人の手話通訳者が表現した画像を,レーザディスクに録画した.録画した画像は,計算機制御のレーザディスク再生装置を通して,計算機のプログラムと連結していて,データベースの中のどの表記の項目からでも対応する手話単語集合の中の画像を直ちに検索できるようにした.現在このシステムを使って,手話の表現を詳細に分析したり,表記法を修正している.このシステムを手話の初心者の自習に応用するために,このデータベースの単語を相互に結び付けるための文法的な情報を導入することや,スクリーン表示からもっと簡単な操作方式を設けることも計画している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-03-18
著者
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