「連続手話中での単語」の手指動作表現 : 聾者間の対話の日本手話を対象とした研究
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概要
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日常的な対話で行われている単語表現を, ゆっくりと丁寧に一語ずつ発話した単語表現と比較した.それに基づいて, 聾者社会で使用されている日本手話の単語の手指表現について, 体系化を試みた.その結果, 次のことがわかった.1.手型では, それぞれの手型には必ず表現しなくてはならない手指の形の必要条件があり, それさえ満たしていれば, かなり広い範囲へ変形していた.2.位置については, (1)接触を伴わない単語では, 前後の単語(特に前の単語)に影響されて, 動作位置が移動していた.(2)接触を伴う単語は, 基本形では動作位置はかなり狭い範囲に限定されるが, 対話では接触を伴わずに発話され, 大きな位置の移動があった.3.両手で表現される単語では, 非利き手の動作が省略されていた.以上の変形すべて, 手・指・腕などの調音器官に負担がかからないよう, 前後の単語との組み合わせから, どのような表現がなされるかが, 決定されていた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-03-06
著者
-
福島 和子
国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所
-
市田 泰弘
国立身体障害者リハビリテーションセンター学院
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鈴木 和子
国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所
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福田 友美子
国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所
-
中嶋 直子
国立身体障害者リハビリテーションセンター
-
木村 晴美
国立身体障害者リハビリテーションセンター
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泉 宜秀
国立身体障害者リハビリテーションセンター
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関根 智美
国立身体障害者リハビリテーションセンター
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春日井 中
国立身体障害者リハビリテーションセンター
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乗松 秀暢
国立身体障害者リハビリテーションセンター
-
木村 晴美
国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所
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