手話言語能力に及ぼす言語習得環境の影響 :手話言語能力の評価の試み
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概要
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20歳前後から20歳代の聴覚障害者を対象に, 13語〜18語で構成される様様な文法表現を含む手話文を刺激にして, 手話言語の使用能力の評価を試みた. その結果次のことがわかった. 1)日本手話の文の模倣での (の) 正再生率は, Aグループ(両親もろう)→Bグループ(ずっと聾学校にかよっていた)→C・Dグループ(中学部以降にろう学校に入学)の順に低下していたが, グループ内に大きな個人差があった. 2) 手話言語に特有のロールシフトの表現は, 本研究で対象にした (20歳台の) 若いろう者にあっては, 使用の頻度が減少しているものがかなり出てきていた. 3) 両親がろうであるAグループの中にも, 十分な手話言語「の使用」能力をもっていないものがかなりいた. これらの対象者は, 両親のもとで育てられなかった・普通学校にかよっていたなど, 言語習得の重要な時期に手話言語と十分に接触していなかったからど思われた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-05-18
著者
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福田 友美子
国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所
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赤堀 仁美
国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所
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赤堀 仁美
国立身体障害者リハビリテーションセンター
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赤堀 美里
国立身体障害者リハビリテーションセンター
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乗富 和子
国立身体障害者リハビリテーションセンター
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津山 美奈子
国立身体障害者リハビリテーションセンター
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