開離時アーク条件でのAg及びPd接点の接触抵抗に及ぼす酸素濃度の影響
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概要
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酸素濃度が軽負荷接点の接触抵抗に与える影響を調べるため精製雰囲気調整システムを用いて、Ag及びPd接点について、DC0.5と1.0Aの誘導性負荷で各種酸素濃度中連続2万回遮断試験を行った。その結果、Ag接点では、酸素濃度に境界値が存在し、酸素がそれより大きい場合、接触抵抗は動作毎に急激に変動することが分かった。一方、Pd接点では、2万回まで、接触抵抗に大きな変化はなくほぼ安定し、負荷電流及び酸素濃度の影響は見られなかった。この原因として、Ag材料が酸化しやすいこと、およびア-ク継続時間、特にガス相の継続時間の違いによる陽極表面酸化の相違による影響が挙げられる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-03-29
著者
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