接点表面観測と摺動動作の接触抵抗への影響
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概要
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スイッチング素子であるリレーの研究は、その電極部(接点)の劣化現象について主になされている。接点の劣化は接触抵抗増加につながるが、リレーの小型化に伴う微小〜弱負荷電流域での使用においては、開閉動作の機械的エネルギー(衝撃、微摺動)によるメカノケミカル反応が劣化の主要因となる。Pd接点の無負荷開閉において、接点表面に酸化パラジウムが生成され接触抵抗が急激に増加する(Fig.1)ことが発見されている。この現象のメカニズム解明が本研究の目的である。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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沢 孝一郎
慶応義塾大学理工学部
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陳 専科
慶應義塾大学 理工学部 電気工学科
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陳 専科
慶応義塾大学理工学部
-
柄沢 一成
慶応義塾大学理工学部電気工学科
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柄沢 一成
慶應義塾大学 理工学部 電気工学科
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沢 孝一郎
慶応義塾大学:日本工業大学
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