液体誘電体中開離時アークの基本特性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
この研究の目的は、いくつかの液体誘電体中における開離時アークの基本特性を調査、報告し、液体がアークにどのような影響を及ぼすのかを論じることである。本報ではアーク放電、ブリッジ現象、接点表面形態について明らかになったことを報告する。誘導性負荷回路(L=20mH、負荷電流0.8A)を用いて銅対銅の開閉接点試験を行った結果、蒸留水、メタノール中で間欠アークが観測された。また、沃素デンプン反応試験によりO^-あるいはOH^-の発生が確認された。n-ヘキサン、ガソリン中では定常アークが発生し、試験後の表面はCで覆われているものの、極めて滑らかであった。この原因として、定常アークの放電柱がCのために激しく移動していることが考えられる。
- 1995-05-19
著者
-
沢 孝一郎
慶応義塾大学理工学部
-
山本 太朗
慶應義塾大学
-
戸次 一夫
慶應義塾大学
-
戸次 一夫
慶応義塾大学理工学部電気工学科
-
山本 太朗
慶応義塾大学理工学部電気工学科
-
沢 孝一郎
慶応義塾大学理大学部電気工学科
-
沢 孝一郎
慶応義塾大学:日本工業大学
関連論文
- 電磁超音波法による固体材料の熱拡散率と気孔率の研究 : 第1報,基本原理に関する実験および検討
- 2000年題46回IEEE電気接点ホルム国際会議報告
- スイッチトリラクタンスモータの簡易鉄損計算に関する検討
- 温度サイクル条件下でのYBCOディスクの磁化特性
- BiコイルによるYBCOバルク超電導体の浮上実験
- アクティブ浮上制御用高温超電導マグネットの開発
- 渦電流形導体近接センサの特性解析に関する一検討
- ガソリン中整流アークの電気特性
- ガソリン中整流アークによるブラシ摩耗機構
- 摺動接触におよぼす表面皮膜の影響
- 液体誘電体中開離時アークの基本特性
- 走査型デジタルレーザ顕微鏡を利用したコンタクト表面形状の評価に関する一検討
- 高温超電導トラップ磁束の温度サイクルに関する研究
- 単相直入永久磁石同期モータの回路変数最適化に関する研究
- ガソリン中整流アークに関する検討
- 液体誘電体中の整流および開離時アーク
- ガソリン中整流アークによるブラシ摩耗の機構についての検討
- 開離時アーク放電と電極表面に及ぼす液体誘電体の影響
- 液体誘電体中開離時アークの基本特性
- ガソリン中整流アークによるブラシ摩耗についての検討
- 自動車燃料ポンプ用モータのブラシ摩耗の検討
- 開離時アーク条件でのAg及びPd接点の接触抵抗に及ぼす酸素濃度の影響
- メカノケミカル反応による酸化パラジウム生成現象に関する研究
- 接点表面観測と摺動動作の接触抵抗への影響
- 反復負荷時直流機の整流ア-ク