陸上移動衛星通信用アンテナ追尾方式 : 磁気的外乱が発生する環境下における方位角推定方法

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概要

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陸上移動衛星通信では,車載アンテナのビームを衛星方向に指向させる追尾方式として,移動体の進行方向の方位角などから衛星方向をオープンループ方式が適している.磁気方位計は簡便に絶対方位を測定できるセンサだが,磁気的外乱に弱く,人工構造物が密集する走行環境では大きな誤差が発生する.ここでは,光ファイバジャイロなど相対回転角を測定できるセンサを併用して,磁気的外乱などに起因する誤差を圧縮してその影響を小さく抑えると共に,圧縮された誤差を累積することで磁気的外乱の影響などを除去し,信頼性の高い方位角を推定する方法について考察する.また,本方位角推定方法を用いて,磁気的外乱が継続的に発生する走行環境での走行追尾実験を行った結果についても報告する.
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-10-21

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