ロケット位置・速度計測用GPSの性能解析
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概要
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宇宙開発事業団ではロケットの位置・速度計測にGPSを利用する計画を進めている。これまで位置・速度計測に使用してきたレーダに代わって、GPSによって得られる位置・速度を利用すれば、地上レーダ局が不要となりコストダウンが図れる。また地上局位量の制約を受けないため飛行経路設定の自由度が向上し、今後の宇宙輸送に柔軟に対処することが可能となる。ロケット位置・速度計測用GPSは2001年夏期に打上げを予定しているH-IIA初号機でフライト実証を行い、2003年打上げ予定のH-IIA4号機ALOSミッションから実運用を開始する予定である。本稿ではロケット位置・速度計測用GPSの一例として、H-IIAロケットのシステムを取り上げてGPSの構成・仕様を記述し、システム解析によってその有効性を確認した結果を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-04-20
著者
-
松本 秀一
宇宙開発事業団筑波宇宙センター
-
宮野 智行
宇宙開発事業団 筑波宇宙センター
-
五日市 敦
(株)東芝 小向工場
-
内田 千秋
(株)東芝 小向工場
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伊藤 智夫
宇宙開発事業団
-
鈴木 裕介
宇宙開発事業団
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麥谷 高志
宇宙開発事業団
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神武 直彦
宇宙開発事業団
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伊藤 智夫
(株)東芝
-
宮野 智行
宇宙開発事業団
-
松本 秀一
宇宙開発事業団
-
麥谷 高志
宇宙開発事業団 H-iia ロケットプロジェクトチーム
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