ETS-VII型衛星RVD系GPS相対航法システムフライトデータの解析・評価

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概要

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宇宙機に要求されるミッションの高度化に伴い、精度の高い航法(軌道決定)が要求されるようになってきている。地球観測衛星に搭載される観測機器が要求している軌道決定精度は非常に高い。軌道上におけるランデヴードッキングでは、2つの宇宙機の相対位置や相対速度を正確に知ることが不可欠である。GPS(Global Positioning System)を使用した航法システムは、これらのミッションに有効な航法情報を提供できる点で、これからの宇宙機の航法システムとして最適なシステムであるといえる。本稿では、平成9年11月に打ち上げられたETS-VII型衛星に搭載されているGPS相対航法システムについてその概要をまとめ、軌道上で実施したチェックアウトでの相対航法結果について報告する。また、今後予定されているGPS信号の搬送波位相を使用した搬送波位相相対航法システムについても報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-05-22

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