高時間分解能測定による生体インピーダンスのパラメータ解析
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概要
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生体電気インピーダンスを用いた身体運動解析のために1msの高時間分解能で生体電気インピーダンスの周波数特性を計測するシステムを開発してきた.本研究ではプログラム制御により任意の間隔で繰り返し測定ができるようにしたことと, インピーダンスのパラメータ解析したことを報告する.繰り返し測定では, 最短間隔4ms, 最大繰り返し回数16,000回で制御できた.抵抗変化を伴う生体等価回路の測定を行い, 固定素子の解析精度を検討した結果, 誤差は1%未満となった.嚥下における頸部電気インピーダンスを測定し, パラメータ解析を行った結果, Cole-Cole円弧則における特性周波数などが新しい評価パラメータとして有力であることがわかった.
- 2005-07-22
著者
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山本 尚武
岡山大学医学部保健学科
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楠原 俊昌
岡山大学医学部保健学科
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中村 隆夫
岡山大学医学部保健学科
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中村 隆夫
広島工業大学工学部建築学科
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山本 尚武
岡山大学医学部
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中村 隆夫
岡山大学大学院保健学研究科
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楠原 俊昌
岡山大学大学院保健学研究科
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山本 尚武
姫路獨協大学医療保健学部:岡山大学
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中村 隆夫
大阪大学大学院工学研究科
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