皮膚電気活動を用いた睡眠の計測制御に関する研究

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概要

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覚醒水準の低下、すなわち、居眠りの検出ができれば、居眠り運転など人間の生死に関わるような事故を回避することができ、有意義である。覚醒水準は様々な生理指標に反映されるが、本研究では、その生理指標の一つである皮膚電気活動(EDA:Electrodermal Activity)と覚醒水準の関係を明かにし、それを用いた睡眠の抑制制御を種々の方法により試みた。本論文では、皮膚電気特性の一過性変動現象である皮膚電気反射(GSR:Galvanic skin reflex)および皮膚インピーダンスの特徴について示し、これらの特徴に着目した単純なアルゴリズムによる制御方式を提案した。また、より細かな制御を行うためにファジィ推論を用いた睡眠の抑制制御を行った。そして、それぞれの方式による制御結果を総合的に比較検討した。提案した制御方式はいずれも有効に動作するが、使用する目的、状況に応じて適切な方式を選択する必要がある。
社団法人電子情報通信学会の論文
1993-07-16

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