接触した手書き漢字に対する個別文字の分離システム

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
現在の文字認識は個別文字認識を基本としており, 前処理として接触文字の分割が必要である.文字認識処理全体の性能の向上のためには, 接触文字分割アルゴリズムには, 候補文字ラティスにおける検索パスの数と認識すべき個別文字の数をできる限り少なくすることが必要である.また, より品質の良い認識を行うためには分割処理結果の部分文字に歪みが少ないことが求められる.筆者らはこれらの問題に対し, 線分の接続状態に基づく接触文字分割法を提案してきた.本稿では, この手法に改良を加えた新しい分割アルゴリズムの提案を行う.また, 正解データと分割処理結果とのマッチングに冗長性を持たせ, 柔軟に評価を行う冗長度付き評価手法による直接評価と, JIS第1水準手書き漢字データベースETL9Bを用いた文字認識処理を用いた間接評価を用い, 提案手法と従来法との比較を行い, その有効性について確認する.
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-01-10

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク