基準データとの相関を用いたバイオメトリクス個人識別方法
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概要
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通常, 指紋や顔を使ったバイオメトリクス個人識別では, 常時微妙に変化する生体情報を識別に用いるという性質上, 誤判定を完全に無くすことは難しい.そのため, これまでにも誤り率を低減するために様々な試みがなされてきたが, 未だ決定的な手法と言えるものは見いだされていない.そこで本稿では, より低い誤り率でバイオメトリクス個人識別を実現するため, 基準データとの相関を用いた新たな個人識別手法を提案する.本提案手法は, 予め用意する複数の基準データと照合データを順に照合し, 得られた照合スコアのセットを入力データに対する特徴データとみなしてスコアセット間の相関を求めることで入力データの照合判定を行う方法である.本稿では提案手法の詳細と, 指紋データを用いて行った提案手法の評価結果について報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-09-15
著者
-
笹川 耕一
三菱電機株式会社先端技術総合研究所
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笹川 耕一
三菱電機(株)先端技術総合研究所
-
松下 雅仁
三菱電機株式会社 先端技術総合研究所
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笹川 耕一
三菱電機産業システム研究所
-
松下 雅仁
三菱電機(株) 産業システム研究所
-
前田 卓志
三菱電機(株) 産業システム研究所
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松下 雅仁
三菱電機 先端技総研
-
笹川 耕一
三菱電機 先端技総研
-
前田 卓志
三菱電機(株)
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