領域を単位とする画像内オブジェクト認識
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概要
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画像内に存在する様々なオブジェクトは,大多数がある種の「領域」の集合と見なすことができる.しかし,各種の領域分割手法では,計算時間が膨大であったり,異なるパラメータで得られる領域の間に意味のある関係が見出し難かったりするために,「意味のある領域」を効率よく,かつ十分に列挙することが困難であった.これに対し本研究では,色情報に基づいて,画像中の意味のありそうな領域を重なり厭わず抽出し,それらをノードとして持つツリーを,上下のノード間で包含関係を保持するように構成することで,「特徴的な領域」を高密度かつ構造的に,また高速に取り出すヒューリスティックを構成した.それによって得られるデータ構造を基に,領域を単位とするオブジェクトの定義を与え,オブジェクトを画像中から探索する方法を提案し,いくつかの実験結果を紹介する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-01-09
著者
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