3次元ドロネー図の構築における退化に起因する問題点とその対策
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概要
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筆者らが提案した数値的に安定な3次元ボロノイ図構成アルゴリズム[1],[2]を利用して,その双対図形である3次元ドロネー図の生成を試みた.実験の結果,退化した母点配置に対して出力された3次元ドロネー図において,ドロネー四面体同士が重なり合う場合があることがわかった.その原因を追求したところ,3次元ボロノイ図の構築においては微細な乱れであって問題とはならなかった構造が,その双対図形であるドロネー図では,大きな乱れとなって現れるという新たな問題点があることがわかった.そこで,次にその対策について考察し,アルゴリズムに改良を加えた.また,改良を加えたアルゴリズムをインプリメントし,計算機実験によりその有効性を確認した.
- 1996-10-25
著者
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