ラジオシティ法における解析的半球底面投影を用いたフォームファクタの計算法

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概要

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ラジオシティ法 (radiosity method) は、環境内に含まれる各種の光源とすべての反射光を考慮する1つの計算法で、非常にリアルな画像のレンダリングが可能である。しかしながら、この計算の量的大部分はフォームファクタ計算であり、より正確で高速なフォーム・ファクタ計算アルゴリズムが求められている。従来、フォームファクタを求める手法として、ヘミ・キューブ法、4面体を用いる方法、1枚のスクリーンを用いる方法、半球を用いる方法、解析的に求める方法、そしてレイトレーシング法を用いる方法などが提案されている。これらは、近似的な解法であったり、計算および記憶領域の確保が必要である。本報告では、ラジオシティ法で使用するフォームファクタ (形態係数) の計算法として半球底面を用いる方法を提案し、ヘミ・キューブ法と比較する。本方法は解析的手法であり、計算精度が均一で、また探索がないなどアルゴリズム的に単純であるなどの特徴を有する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-03-06

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