CAVEにおけるWiiRemoteを利用した入力インタフェースの検討(ソフトコンピューティング,一般)
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概要
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バーチャルリアリティ用ディスプレイのひとつであるCAVE型ディスプレイのための入力インタフェースとしてWiiRemoteを利用することを考えて,その第一段階としてWiiRemoteを利用した視点追跡インタフェースを構築した.具体的にはWiiRemoteの赤外線カメラを利用して,ユーザが装着する3Dメガネに取り付けた赤外線LEDをとらえて,ユーザの視点位置の3次元位置計測を行った.実験では,実際の位置とどの程度の誤差があるかを測定して,また被験者の使用感を調べた.実験結果から,水平面方向での誤差は少なかったが,高さ方向の誤差が大きかった.使用感では,高さ方向の誤差の影響で違和感有りとの意見が多かったが,操作上問題がないとの意見が得られた.これらの結果から今回制作したインタフェースは,3次元位置計測の精度面では問題あるが,視点追跡インタフェースとしては問題なく機能させることができたと言える.
- 2010-02-25
著者
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