0.98μm LDの高効率結合系の検討
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概要
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0.98μm LDは, Erドープ光ファイバアンプの, 低雑音で平坦な利得特性をもつ励起光源として注目されているが, 高出力化, 高信頼性化のためには, 結合損失を低減することが重要である。低損失化するには, 0.98μm LD素子が扁平の放射ビームを有していることにより発生する, 光ファイバへの入射時の過剰損失を低減する必要がある。その方法としては, LD素子自体の放射ビームの扁平比(アスペクト比)を小さくする, ビーム整形レンズにより放射ビームを円形に整形するなど, 光ファイバへの入射ビームを円形に近づけることがある。前回, 2枚構成のビーム整形レンズによる結合効率を報告した。今回, ビーム整形と収差補正の機能を分離した3枚レンズの構成にし, 第1レンズとして高NAの非球面レンズを採用することにより, 更に高い結合効率が得られたので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
-
波若 雅彦
光デバイス事業部
-
小野 美樹
アルプス電気(株)
-
神田 征広
日本電気(株)
-
波若 雅彦
日本電気(株)
-
深谷 一夫
日本電気(株)
-
千田 浩明
日本電気(株)
-
京谷 昇一
アルプス電気(株)
-
深谷 一夫
NECシステムデバイス・基礎研究本部
-
千田 浩明
Necシステムデバイス・基礎研究本部
-
神田 征広
日本電気(株)伝送デバイス事業部
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