音声情報を用いた講義の構造理解と話題の類似度検出

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概要

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音声および動画像データとして蓄積された講義や講演などを対象として,閲覧に適した講義録を自動的に作成する研究を行っている.学習者が講義録を閲覧する際には,連続した1つのデータとしてではなく,同一話題の区間(以下,節と呼ぶ)ごとに分割されていれば,それぞれの節単位での参照ができ効率的である.また,講義の段落構造を検出できれば,それを提示することによって,学習者が話の構造を把握しながら講義を閲覧できる.さらに,各節間の話題の類似度を求めることができれば,講義中の特定の話題に関連する節だけを選択的に閲覧することや,内容において孤立している節を抽出することができる.本稿では,重要音声区間の出現パタンに基づく,講義データの段落構造の検出手法と節間における話題の類似度算出手法を提案する.また,模擬的に作成した講義データを用いた実験により,本手法が有効であることを確認したので報告する.
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11

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