非水溶媒中におけるポリアニリンフィルムの電解伸縮挙動

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概要

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導電性高分子ポリアニリン(PANI)は様々な機能性を有する有機材料として注目を集めてきた。近年になって、その性質として酸化還元によって伸縮する特性が発見された。これは電気化学的に制御することが可能で、電気化学アクチュエータへの応用が期待されている。我々はこれまで、酸性水溶液中におけるPANIの電気化学的な酸化還元反応による伸縮挙動の発現要因について研究を行ってきた。しかしながら、水溶液中では第2酸化過程において加水分解が生じること、また高分子ゲルと同様に水分を含むことで膨潤している可能性が否定できないことなどの理由から動作要因の特定が困難であった。そこで、今回は酸化還元にプロトンの関与しない非水溶媒中での測定を行ったので、その結果について報告する。
1996-03-11

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