多元速度CBRのセル組立多重処理方式の検討
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概要
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既存STM網とATM網とのインタワークを実現する場合、STM多重回線にATMアダプテーション(AAL)処理を適用する必要がある。このような多重された回線にAAL処理をチャネル単位に行う場合、セル組立に要する固定遅延の他に、セルの完成タイミングが重なることによりATM多重回線への送出待ち遅延が生じる。本稿ではこの遅延の発生メカニズムを明確化し、64kb,sのみ場合、送出待ち遅延を完全に0に抑える方法について述べる。次に64kb/s×nのような多元速度が多重された場合について、遅延を縮小化する方法について論じ、最後にシミュレーションにより評価、考察を行 う。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-05-28
著者
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水野 俊郎
NTTアドバンステクノロジ株式会社
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藤谷 宏
NTT交換システム研究所
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水野 俊郎
NTT交換システム研究所
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奥谷 武則
Nttネットワークサービスシステム研究所
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奥谷 武則
NTT交換システム研究所
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