5-1 ゲノムサイエンス : 生物知識情報の体系化 (<特集>21世紀の医療・福祉を支える科学技術)
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概要
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ゲノムプロジェクトの究極の目的である生命機能を明らかにし,そこから医療などへの応用を探るためには,単にゲノムや遺伝子データの蓄積だけではなく,これまで細胞生物学・分子生物学・生化学で培われ.できた知識を体系化し,計算機を用いたゲノム情報解析(バイオインフォマティクス)に利用できるようにする必要がある.そのような知識の体系化には,文献から知識を抽出し,計算機上で扱いやすいようにする枠組みが必要となる.本稿では生物知識情報の体系化の試みについて我々が構築しているデータベースを中心に紹介する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-05-13
著者
-
金久 實
京都大学化学研究所
-
五斗 進
京都大学化学研究所 バイオインフォマティクスセンター
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五斗 進
京都大学化学研究所バイオインフォマティクスセンター
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金久 實
京都大学化学研究所バイオインフォマティクスセンター|東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター
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