構造活性相関とパスウェイ解析を用いた環境汚染物質の生分解経路の解析
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概要
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(定量的)構造活性相関の手法を用いることによって,化合物の生物活性を推測することができる場合がある.しかし,低分子化合物の体内動態や毒性発現プロセスを予測するには不十分であることが多い.これらの挙動をうまく予測するためには,生物学的なデータベースをうまく組み合わせることが重要であると考えられるが,どのように組み合わせて使っていくかという点については,まだ十分には検討されていない.本総説では,(定量的)構造活性相関の手法と代謝経路データベースを組み合わせて使うことにより,内分泌かく乱物質の生分解過程を解析した実例について解説する.
- 日本農薬学会の論文
- 2006-08-20
著者
-
門脇 正史
Bioinformatics Center Institute For Chemical Research Kyoto University
-
WHEELOCK Craig
Bioinformatics Center, Institute for Chemical Research, Kyoto University
-
服部 正泰
Bioinformatics Center, Institute for Chemical Research, Kyoto University
-
五斗 進
Bioinformatics Center, Institute for Chemical Research, Kyoto University
-
金久 實
Bioinformatics Center, Institute for Chemical Research, Kyoto University
-
Wheelock Craig
Bioinformatics Center Institute For Chemical Research Kyoto University
-
五斗 進
京都大学化学研究所バイオインフォマティクスセンター
-
金久 實
京都大学化学研究所バイオインフォマティクスセンター|東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター
-
服部 正泰
Bioinformatics Center Institute For Chemical Research Kyoto University
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