局所微分情報に基づく交差形状解析 : 低次微分フィルタによるL,T,X交差検出
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
画像認識を行う上で複数のエッジが交差している部分の形状検出は,物体間の相対位置関係を知る上でも重要である.我々は多重エッジの方向検出を行うために,エッジの満たすべき拘束条件を重ね合せの原理を使って複数エッジの拘束条件に拡張し,その当てはめ問題をエネルギー最小化問題として定式化して固有値問題に帰着させ,これを解くことで一撃的にエッジの多重方向を得る手法を提案した.本研究では,更に交差形状分類のための基準を設け,多重方向検出によって得られた方向情報と境界判定領域での局所1次微分情報を調べることで,交差(L,T,X交差)形状を検出する手法を提案する.実際にこのアルゴリズムをテストパターンと実画像に対して適用して,その有効性を検証することができたので報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-12-25
著者
関連論文
- 標準正則化理論の多価関数への拡張 : 滑らかな多重表面の復元
- 自動監視システムのための顔分類方法 : 不審人物検出アルゴリズムの検討
- 人間の主観評価を加味した目の形態分類ニューラルネットの検討(感性と感覚のセンシング)
- 3次元物体投影像における一撃的交差形状解析法
- 局所微分フィルタを用いた多重スケール・多重方向場の表現と検出
- 局所微分情報に基づく交差形状解析 : 低次微分フィルタによるL,T,X交差検出
- 3次元物体投影像における交差形状解析 : 局所微分情報を用いた一撃的Y交差検出
- オプティカルフローからの多重運動立体視 : 重ね合わせの原理に基づいた基本拘束方程式の導出
- 1993年コンピュータビジョンとパターン認識会議参加報告
- 多重オプティカルフロー : 基本拘束方程式と運動透明視・運動境界検出の統一計算理論
- 多価写像学習ネットワークの理論と視覚モジュールの学習による実現
- 多価正則化ネットワークを用いた逆キネマティクスの学習
- 多価正則化ネットワーク : 多対h写像を学習する多層ネットワークの理論
- 標準正則化手法による重なり合った複数表面の復元
- 両眼立体視におけるトランスペアレンシーの計算理論と2重視差の一撃計算モデル
- 運動立体視にやけるトランスペアレンシー : 2透視投影像における点対応からの準最適線形アルゴリズム
- 2-2 上手に拘束条件を設定するには : 多重視覚情報の抽出を例にして(2.画像理解のための計算理論)(最近の画像認識・理解技術)
- 多価関数を近似する正則化ネットワークとその学習アルゴリズム
- 標準正則化理論の多価関数への拡張と多重表面の復元