3次元物体投影像における一撃的交差形状解析法
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概要
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人間は複雑なシーンを瞬時に認識する能力を有している.人間の視覚情報処理モデルを工学的に考えた場合,処理の高速化をはかる上でも特徴抽出部に相当する初期視覚モデルには効率的かつ並列的な処理が求められる.既に,我々は,画像認識・理解における遮蔽問題等で重要な手がかりとなる交差形状検出を,局所微分情報を用いて一撃的に検出するアルゴリズムの提案を行った.今回は,3次元物体投影像に現れるY,arrow,K,Ψ交差といった一般の交差形状についても分類可能になるように理論の拡張を行う.また,本手法で用いるエネルギー積分領域の最適サイズの設定を画像微分情報に基づき行う方法も提案する.さらに,3次元物体投影像に現れる代表的な交差形状を多く含む積木のシーンをカメラで取り込んで得られた実画像に対しても本手法が有効であることを示す.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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