モルフォロジー画像処理に向いた高精度な分解型円形状構造要素の提案
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概要
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円形状構造要素は対称性を有し, かつ形が単純であるという長所をもつため, モルフォロジーによる骨格化や形状分解などの画像処理において典型的な構造要素となっている.しかし, 従来の円形状構造要素は(a)その半径が大きくなるにつれて, 精度が低下し, (b)しかも半径は偶数しかとれない, という問題点がある.それらの処理の効果又は精度を向上させるには, 高精度な円形状構造要素が望ましい.本論文では, 半径r=1, 2…, 10, 12, 17の以外の場合, 真の円盤に最も近い離散円盤と等価な分解型円形状構造要素が存在しないことを明らかにし, 任意の正整数半径をもつ高精度な分解型円形状構造要素を提案する.更に, 提案した高精度な分解型円形状構造要素の精度を実験によって計測し, 従来の約5倍の精度を得たことを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-12-15
著者
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辰巳 昭治
大阪市立大学
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辰巳 昭治
大阪市立大学工学部情報工学科
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童 衛青
(株)NEC 情報システムズ
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童 衛青
NEC情報システムズ株式会社
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童 衛青
Nec情報システムズ 基盤ソフトウェア事業部
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