再構成可能な2次元形状の階層的表現
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概要
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本論文では,ウェーブレット極値を用いた新しい形状表現方法について提案する.形状の表現においては,種々のスケールにおける変化を扱うために多重解像度解析を用いた階層的表現を用いることが有効であり,その中で最もよく用いられているものはスケールスペース法である.しかし,従来の多重解像度表現では,記述の完全性や復元可能性に問題があり,その用途が限られていた.本研究で提案する形状表現は形状の接線関数を2進ウェーブレット変換し,そこから極値を取り出したものを階層的に関係づけたものである.この形状表現では,特徴点の重要性の判断や階層的表現からもとの形状への復元が可能であり,認識と生成の双方向で用いることのできる表現となっている.本論文ではその有効性を形状の概略化実験により示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-25
著者
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