テーパ形光導波路を用いた疑似位相整合第2高調波発生素子
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
導波型の疑似位相整合第2高調波発生(QPM-SHG)素子は高効率変換が可能である.材料や波長に対する制限が少ないなどの多くの特長を持つ.しかし,導波路の周期構造の作製誤差,基本波の波長のわずかな変動により著しく効率が低下する.よって作製誤差に対する許容度および波長帯域幅の向上が課題となっている.そこで,一様な周期分極反転構造にテーパ形導波路を用いることにより作製誤差に対する許容度を拡大し,単一素子で広い波長範囲で動作するSHG素子の提案,一般的解析を行った.また,LiTaO_3を用いて素子を作製し,実験によりその基本動作の確認を行った.実験の結果,帯域幅は一様導波路を用いた素子に比べて約4倍に広がり,広帯域化に有効であることを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-01-21
著者
関連論文
- 表面処理GGG基板上へのCe置換YIG薄膜の作成
- スパッタエピタキシーによるCe置換YIG薄膜の作成 : 基板材料による影響
- 後方強調光散乱によるランダム媒質中のステップ形状の認識
- 低コヒーレンス光源による後方強調光散乱
- 不均一粒径散乱体による後方強調光散乱
- 色素分散高分子における非線形光学特性の外部電界依存性とその導波形光波長変換素子への応用
- 色素分散高分子における非線形光学特性の外部電界依存性とその導波形光波長変換素子への応用
- マグネトロンスパッタによるCe置換YIG単結晶薄膜の作成
- 有機色素分散高分子を用いた導波型光波長変換デバイス
- 低損失媒質装荷時の表面静磁波の伝搬特性と液体濃度計への応用
- 電気光学効果を用いたチューナブル導波路型光第2高調波発生器
- 電気光学効果を用いたチューナブル導波路型光第2高調波発生器
- テーパ形光導波路を用いた疑似位相整合第2高調波発生素子
- 偏波に依存しない導波形光ハイブリッド結合器
- 非対称Y分岐を用いた導波形光波長分波器