色素分散高分子における非線形光学特性の外部電界依存性とその導波形光波長変換素子への応用
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概要
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色素分散高分子には、電界配向によって生じた非線形性が経時劣化する問題がめる。これは,非線形分子が室温でも運動でき、外部電界で配向制御できる可能性を示している。そこで、高分子ポリメタクリル酸メチル(PMMA)中に非線形色素分子2-メチル-4-ニトロアニリン(MNA)を分散した材料を用いて、室温における2次の非線形性の外部電界応答を調べた。この特性を導波形光波長変換素子に応用すると、従来は困難であった位相不整合の補正が行える可能性がある。ここでは、セグメント化した配向電極による補正法を提案した。一様周期を持つ電極を分割し、位相不整合量に応じた極性の配向電圧を各セグメントに印加して補正を行う。そして、この手法で位相不整合の補正が行えることを疑似位相整合第2高調波発生を用いた基礎実験によって確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-01-18
著者
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杉原 隆嗣
大阪大学大学院基礎工学研究科
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藤井 宏冶
大阪大学 基礎工学部 電気工学科
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芳賀 宏
大阪大学大学院基礎工学研究科
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杉原 隆嗣
大阪大学 基礎工学部 電気工学科
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芳賀 宏
大阪大学 基礎工学部 電気工学科
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山本 錠彦
大阪大学 基礎工学部 電気工学科
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