木構造ネットワークでの道配置問題に対する最適な算法
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概要
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本稿では木構造ネットワークでの道配置問題を扱う.道配置問題は、各頂点への距離の和を最小化又は最大化する道を求めることを目的とする.この問題に対して、分割統治法に基づく新たな解法を提案する.本解法は、与えられた木T=(V,E)を2つの部分木に分割し、それぞれに対して子問題を解く、ということを再帰的に繰り返す.その際に、分割された木の頂点数が一定の割合で減少し、かつ他の部分木と共有する頂点の数が2個以下となるように木を分割する.この分割法により0(|V|log|V|)の時間計算量を実現する.また、この問題を解くために必要な計算時間の下界を示し、本解法の時間計算量の最適性を導く.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-11-16
著者
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