M系列発生器の故障検出器とその能力
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概要
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線形フィードバックレジスタによるM系列発生器は擬似乱数発生器として通信関係およびBIST等に数多く用いられている.ここに故障が発生した場合,擬似乱数を発生しないことが起こりうる.これは場合によりシステムに大きな問題を生じる.そこでこの論文ではM系列発生器の故障検出について考察することにする.本論文では3種類の方法を提案する.故障が生じてから故障の影響が生じるまでの時間を故障潜伏時間というが,これが長くなると,次の故障が生じる確率が高くなるので潜伏時間の短い設計が望ましいといえる.ゆえに故障潜伏時間を知ることは重要である.ここでは提案した回路の故障潜伏時間について理論的に議論し,論理シミュレーションによりその結果を確認する.
- 1996-12-06
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