高速非同期フラッシュ型A/D変換器の構成法
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概要
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高速のA/D変換器の用途は特定の分野に限らず,各種のディジタル信号処理システムにおいて,システム全体の性能向上のため高性能化が図られている.特に,広帯域ディジタルオシロスコープなどの計測機器では,変換周波数が数百MHzから数GHzの超高速のA/D変換器が必要となり,主としてフラッシュ型が用いられている.クロックによらず入力信号の変化に応じてA/D変換を行う方式を,非同期A/D[2]変換と呼ぶことにするが,自動車のABS(Antilock Brake System)の車輪速の検出や加速度の検出など,高速で間欠的な信号の変化を捕捉するのに非同期フラッシュ型A/D変換器が有用であると考えられる.また,デバイス技術の進展によって,超高速の論理素子などが開発されているが,このような超高速の論理素子の実用化に際しては,雑音や入力信号自信の歪みなどに起因する誤動作が問題となる.この場合,回路内部の特定の微量信号の変化を検出するのに非同期A/D変換器の適用が有用であると考えられる.本稿では,フラッシュ型A/D変換器を非同期で構成する方法について提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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