民生MPUを用いたフォールトトレラント計算機システムの宇宙実証計画
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概要
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宇宙開発事業団(NASDA)では平成12年(2000年)夏期に打ち上げを予定しているミッション実証衛星1号(MDS-1)において、民生MPU(マイクロプロセッサユニット)を用いた計算機システムの宇宙実証を計画している。民生MPUを宇宙で使用することができれば、性能、コスト、入手性などの面で大きなメリットが予想される。民生MPUは従来の宇宙用半導体デバイスに要求されていた耐放射線性を有しないため、宇宙放射線による誤動作や損傷にシステム的に対処するフォールトトレランス技術がその実用化の鍵となる。本報告ではこの計画の背景、計算機システムの特徴、軌道上実験構想、開発計画等について報告する。
- 1998-02-13
著者
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鈴木 秀人
宇宙開発事業団筑波宇宙センター
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河原 哲雄
宇宙開発事業団技術研究本部
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浜谷 明
日本電気(株)NECネットワークス誘導光電事業部
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小野澤 完
日本電気(株)NECネットワークス誘導光電事業部
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木村 恒一
日本電気(株)NECネットワークス誘導光電事業部
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鈴木 秀人
宇宙開発事業団技術研究本部
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鈴木 秀人
宇宙開発事業団
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