テレビ会議システムを利用する中学校理科落雷実験授業
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概要
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理科学習では実験,観察を通した体験学習が効果的である.一方,電気領域の高電圧,大電流を扱うような危険で生命に係わるものは,中学校での実験実施は難しい.本報告は,学外の電力会社の研究所と本校をテレビ会議システムで結ぶ,新しい形式の中学校理科授業の実施結果を述べる.生徒は理科実験室で「ファラデーのかご」の実験を行う.そこでの疑問や興味ある事項を,システムを通して学外の研究員に質問しながら授業を進める.また,研究所の高電圧装置を使った落雷実験を観察し,電流,電圧の理解を深める.今回の実験では,音声,映像とも良好に交換でき,運用上での問題は少ない.高速通信機能を使う本システムは,臨場感あふれる実験授業を展開でき,新しい授業形式として期待できる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-15
著者
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松下 文夫
香川大学教育学部教育実践総合センター
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山崎 敏範
香川大学教育学部
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松下 文夫
附属教育実践総合センター:香川大学教育学部
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松下 文夫
香川大学教育学部附属教育実践総合センター
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赤熊 俊二
香川大学教育学部附属高松中学校
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山下 統
香川大学教育学部附属高松中学校
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松下 文夫
香川大学教育学部
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松下 文夫
香川大学
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