充足可能性問題に対する計数法の項の選択による高速化
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概要
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CNF論理式の充足可能性問題(SAT)は,人工知能や論理設計・検証等応用範囲の広い最も基本的なNP完全問題の一つである.従来(さまざまな改良を加えた)バックトラック法が唯一の解法と考えられて来たが,89年に計数法と呼ばれる全く新しい手法が提案された.本稿では,この計数法に対し,項によって覆われているセルの個数を包除原理によって数え上げる為に必要な深さ優先探索木を逆から探索するという改良を試み,その有効性を主に実験によって確かめる.与えられた論理式が充足不能な場合に,全体の項の中から非常に少ない一部の項のみを探索することによって充足不能性を示すことができる.
- 1994-12-09
著者
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