ワイヤグリッド近似を用いた機器の接地線誘導特性

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概要

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本報告では、接地線が接続された機器を直線状のワイヤエレメントから構成されるワイヤグリッドで近似した簡易なモデルを用いて、接地線に誘導される電流及び近傍電磁界分布について検討した。測定では、ワイヤグリッドモデルを銅製の棒で構成し、電波無響室内で接地線の誘導電流を測定した。併せて、光電界センサを用いて近傍電磁界分布も測定した。解析では、測定で用いたモデルをモーメント法を用いて計算した。その結果、接地線に誘導される電流はモデルのx、y、z方向の長さの和を4分の1波長とする周波数で共振することが明らかとなった。また、接地線に誘導した電流によって近傍電磁界の電界変化量が大きく変化することが明らかとなった。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
1998-05-15

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