平衡ケーブルの対地平衡度と放射電界に関する検討

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概要

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平衡ケーブルの数百kHz〜数百MHzにおける対地平衡度(LCTL)特性と放射電界特性に関してUTPカテゴリ5内の一対のツイストペア線を用いて検討した。まず、端末に接続される機器の不平衡成分を模擬した素子を挿入し、LCTLおよび放射電界を測定した結果、不平衡の挿入によりLCTLが悪化し、それに伴い放射電界が増大することが分かった。また、伝送系の配線が放射電界に及ぼす影響の基本的特性を得るため、放射電界の配線高依存性、線路長依存性について検討した結果、配線高が高くなるにつれ放射電界は大きくなり、線路長に応じた周期を持った波形となることが分かった。また、縦続行列を用いて解析した結果、垂直偏波に関しては、実測値と計算値が一致していることが明らかとなった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-05-10

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